自分の中で嫌いだと思っている部分を人を通して見せられたとき、相手を嫌いに感じるときがあります。
自分の嫌いだと思っていた部分がぐさぐさくるので、イライラするのです。
このときに、相手にダイレクトに心を込めて
「あなたのその気の弱い部分が最低、大嫌い」と言うとどうなるでしょうか?
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意外なことに、あまりにもはっきりとあっけらかんと言われると
受け手も嫌な感じがしないのです。
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そして、同時に面白いことが起きます。
今まで「気が弱い」部分は見せてはいけないと自分が気にしていて誰にも言えなかったことを言えたので、「あれ?」と不思議な感覚になります。
その瞬間から「別に嫌じゃない」に変わります。
中途半端に言うのではなく
「本当にあなたのその部分が嫌い」と言うことで、自分の中で抑えていた蓋が開いてドバッと出せるので、抑えている自分がなくなるので相手のその部分を気にならなくなるのです。
蓋を開くことで自分の中にある優柔不断などといった嫌いだと思っていた部分を嫌いじゃなくなります。
つまり「優しさ」の要素が開き、使えるようになるのです。
好きな人が現れたときは、めいいっぱい相手を好きになれば「自分の中にはない、羨ましい」と思っていたその部分を自分の中に見ることができます。
嫌いな人が現れたときは、思いっきり「嫌い」と言うことで抑えている蓋が開いて、結果嫌いだと思っていた自分のその部分を好きになれるのです。
ほかには、自分が一番嫌いだと思う人を遊びで1日やってみたという話を聞いたことがあります。
例えば、八方美人な人が嫌いな人は、1日八方美人として振舞ってみる。
偉そうな人が嫌いな人は、1日偉そうな人として振舞ってみる。
そうすると、八方美人として振舞っていると
「いろんな人に気を使わずに話せる」という自分に出会うことになります。
偉そうな人として振舞っていると「自分らしく誰の前でも振舞うことができる」
という自分に出会うことになります。
八方美人も、偉そうも自分の思い込みなだけだと感じるのです。
抑えている蓋を開くことは、とても大事です。
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自分が嫌いだと思っていた部分がなくなるので
自分を丸々好きになって、自分を丸々使えることに繋がります。
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嫌いだと感じた人に「大嫌い」と言ってみる。
嫌いだと感じている人を1日演じてみる。
好きも嫌いも人に伝えるのは、抵抗感を感じるかも知れません。
が、言っているうちに言葉に含んでいる毒が薄くなっていくのです。
それは、溜め込んでいる感情が開放されていくから。
抑えていた蓋を開くことは、自分を好きになるということ。
そして、それは自分を丸々使えるようになるということに繋がっていくのです。