「安心」「確実」を手放すと『流れ』が味方になる

「安心」「確実」を手放すと『流れ』が味方になる

 

先日、『人生の流れ』について、このようなことをお伝えしました。


・人生は、自分でコントロールできない要素のほうがはるかに多い。

・人生には「流れ」「タイミング」「時期」などがあり、無意識はそれらを把握している。

・「人生をコントロールしたい」という欲求から解放されればされるほど、『人生の流れ』に乗ることができる。


このようなことは、新しい価値を生み出したり、イノベーションを起こした方と言われている方のインタビューなどでもよく見かけます。


プロデュサーや作詞家の秋元康さんは、書籍「秋元康の仕事学」でこう仰っています。


『 目の前に出てきたことを面白いからやってみようと。
それを続けてきて、気がついてみたらいまの自分があったんですね。

(中略)

そもそも、計算通りにいくなんて、ないわけですから。
そんな、思い通りにいく人は、超能力者や予言者しかいませんよ。』


60回以上の戦争で陣頭指揮をとったナポレオン・ボナパルトは自叙伝のなかで、こう仰っています。


『 実際には、私は、自分で自分の行動を決定していない。

というのは、自分の方針にあわせて状況を変えようとするほど、私は非常識ではなかったからだ。 』


一般的には、“仕掛け人”や“戦略家”のイメージを持たれている方でさえ、このようなことを言っているのです。

それ以外にも、村上春樹、スティーブ・ジョーブズ、老子、ニュートン、日野原重明、ジュール、アインシュタイン、など・・

目に見えない偶然や、人生の流れの大切さを述べている偉人は、古今東西、数限りありません。


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ただ、これは【 ただ流される 】ともまた違います。

ただ流されるという姿勢は、
溺れるようなもの。

そうではなく、

・いま、流れをどう捉えればいいのか?
・いま、行動するタイミングか?留まるタイミングか?
・いま、行動するのであれば、自分がすべきことはなにか?
・いま、なにに意識を向ければいいのか?

これらをしっかりと意識することが大切です。

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つまり、

【 何に意識を向けるのか? 】
【 どう行動するタイミングなのか? 】


といったことを、流れのなかで読み取って、それをしっかりと『実践する』ことも含みます。

「人生をコントロールしたい」という欲求を手放すことは、勇気が必要です。

・人生はコントロールできる
・”ちゃんと”やれば思い通りになる
・そのような「 成功ノウハウ 」がある
・または、「 成功法則 」がある
・完璧なプランや計画を立てれば、それを行動に移せば大丈夫


と信じたほうが、気持ちとしては楽だからです。


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流れに委ねる姿勢とは、
その人の状態によっては恐怖そのものです。

・先行きが見えない不安を解消したい
・「安心」、「保証」が欲しい
・確実性が欲しい
・絶対にうまくいくノウハウが欲しい


このような願望を、無意識は求めるからです。

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流れに委ねるとは、人生への信頼から生まれます。

委ねるとは、コントロールできない目に見えない領域を信頼し、調和するということです。


「自分」という存在を超えるさらなる大きな『存在』に委ねるということです。


委ね始めると、あなたはあることに気づきます。

これまでの人生も目に見えない”何か”によって運ばれてきたという事実にです。

目に見えない”何か”は、確実にあなたをいい方向に運ぼうとしてくれていた事実に気づきます。


そこで得られることは、

『自分』がたった独りで人生を切り開き、たった独りで頑張って歯を食いしばって、頑張らなければいけないという世界から

はるかに自由で豊かで、信頼できる偉大な”何か”に常に守られているという安心感です。


そして、あなたは先行きが見えないはずの ” いま、この瞬間 ” にくつろぐことができるようになります。


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★ この内容を『インスピレーション力』に落とし込む ★

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☆1:あなたの、これまでの人生を振り返って、みてください。


☆2:その人生のストーリーにタイトルや題名をつけるとすると、何になるでしょうか?


☆3:いまは、そのストーリーの第何章目になるでしょうか?
   また、そのタイトルは何になるでしょうか?

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