以前の僕は、ニュースを見ると暗い気分になりました。
世の中を騒がせている事件とか、政治家をみているとウンザリするような業の深さを見せつけられる。
なんて酷い世の中なんだろう、人間ってなんてワガママで自分勝手で、利己的なんだろう。って思ってたんですね。
世界で起きている様々な悲観的ニュースを見ると否定したくなり、そんな状況を変えたいと思うようになりました。
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でもね、そんなときに僕らは
世の中を責めているんじゃないんです。
実は、自分を責めているのです。
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『 同じ人間 』としてやっていることを見ると嫌悪感や罪悪感を感じるのです。
特に、何かを見たときに、身の毛もよだつような嫌悪感や怒りは、実は常に自分自身に向いています。
ニュースを見て悲観的になっているとき本当は「世界を変えたい」んじゃないんです。
本当は、「政府を変えたい」んじゃないんです。
さらには「人間の醜さ」を見たくないんでもないんです。
僕らが本当に見たくないのは、『自分』です。
『同じような醜さを、同じ人間である自分をもっているのかも知れない・・・』
それを見たくないんです。
だから世の中の暗いニュースを見続けると実は僕らは自分自身に嫌悪して、気が滅入って来るんです。
『 どうせなら生まれなきゃよかった 』
ってね。
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反面、美しい芸術は、
僕らに自分の中に美しさが
備わっていることを教えてくれます。
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限界を超えて新しい可能性を超えるアスリートを見ると、僕らの中に素晴らしい可能性が
眠っていることを教えてくれるんです。
世の中にイノベーションを起こすようなテクノロジーに触れると、僕らは自分の中にある
豊かな創造性があるってことを思い出すんです。
これが、『 世界をインスパイア 』するってこと。
僕らは、それに触れて感動しているとき『自分の美しさや素晴らしさ』を思い出すんです。
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なぜ、しつこいほどに
『本音を表現する』
『綺麗事だろうとストレートに表現する』
って伝えているのかというと、
あなたの本音は
本当は美しいからなんです。
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中途半端にあなたを抑えて避けようとするやりたいこと、気持ちいいことを避けようとする。
そして、本音をなかったことにして、隠そうとする。
それは、あなたの美しさを封印することになるんです。
本音を抑えたエゴ、まだ未熟な状態のエゴは醜く映るかもしれない。
でも、成熟したエゴは『魂を表現する媒介』になるんです。
すなわち、それが、『いのちを表現する』ってことなんです。
中途半端なエゴではなく、全開、全力で僕らの人生を生ききるんです。
そして、そのとき僕らは世界を魅了する存在、インスパイアする存在として輝くのです。