「対立」や「争い」にいるとき、
僕らは ” 相手 ” と ” こちら ” で起きていると感じています。
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でもね、実は対立や争いって、
自分のなかで先に起きているのです。
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多くの場合、
最初に存在しているのは、” 警戒心 ” なんです。
警戒心があると
『 つけ入れられないようにしなきゃ 』
『 舐められないようにしなきゃ 』
と最初から身構えて、緊張して、世界に向かっているのです。
そのときに、僕らは無意識的に
” 仮想の相手 ” や ” 敵 ” をイメージしています。
いつでもやられないように身構えているのです。
“敵” はどこにいるのか?
“敵” はどんな準備をしているのか?
“敵” はどんな意識をもってこちらに向かってくるのか?
そんなことを警戒して、
いつでもやられないように始めから武装しているのです。
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面白いことにね、
何かに警戒している場合には、
実際に日常が平穏でも落ち着けないんです。
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もう、そこはあたかも何かの”敵地”で
なにごともなければ、それはそれで落ち着かないんです。
『 いまはなにもないけれど、必ずトラブルがおきるはず 』
『 いつか戦いになるはず 』
こんな風に、”攻撃”に備えて身構えているんです。
こんなモードの時、
僕らが他人に与える印象って何に見えると思います?
そんなモードのあなたと接した人は、こう受け取ります。
『 あー、なんかこの人、なんか私に敵対心あるよ 』
こうして、相手も、僕らに対抗するべく武装を始めるのです。
戦いは、こうして始まります。
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さて、目の前の相手がくつろいで、
リラックスして、豊かな眼差しで
こちらを見つめているとき、
僕らは安心して心を開けます。
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つまり、あなたが
人と上手く繋がりたい。
優しい関係をつくりたい。
人付き合いで、心を開いた交流をしたい。
そんな風に思っているのであれば
僕らができることとは、
内なる戦いや恐れ、緊張を解放させることです。
まず、内なる戦いがあるのであれば、
まずそれを何らかの形で止めること。
それが、まず最初にできることです。
そうすると、僕らの世界に表れるひとは
僕らに対して向けている恐れや警戒心を解き、
自然体でリラックスした柔らかな存在として現れます。
僕らは、赤ちゃんの頃には世界に、
警戒心などなくただ感じるままに存在していました。
その頃、僕らに向けられる視線は、
敵意ではなく愛情だったはずです。
だから、僕らのなかに
内なる戦いが存在しているのであれば、まずはそれをやめること。
それが、まず最初にできることです。
そして内なる戦いがなくなればなくなるほどに、
あなたを取り巻く世界に争いは存在せず、愛と悦びに満ちた世界になっているでしょう。