ある方とのメッセージのやり取りで、こんなご質問を受けました。
> 私ってなんでしょう?
> 考えるとわからなくなりました。
それについて、こう答えました。
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“わたし”がいないときに、”わたし”でいられます。
“わたし”にくつろいでいるとき、”わたし”は常にいないとき。
“わたし”を意識しないとき、”わたし”が表れているし、
“わたし”が表れているとき、”わたし”を意識していない。
“わたし”を理解しようとしているとき、”わたし”を感じられないし、
“わたし”を感じている時には、”わたし”を理解していない。
これが、”わたし”という正体です。
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これが、”自分探し”をしている間は、その人が「自分」を決して見つけることができない理由です。
世界No1コーチと呼ばれるアンソニー・ロビンズのセミナーに出たときに、彼がこう言っていたことが印象に残っています。
『いい仕事に集中できている状態には、ある特徴があるんだ。
それは、
・”時間を感じていない”
・”その場とひとつになっている”
・”自分がいない”
この状態のときなんだ。』
もう、ずいぶん昔のことですので、言葉として正確ではないですが、このようなニュアンスです。
僕が、セッションでこのことを意識し始めてから、大きくセッションのパフォーマンスが変わりました。
この感覚が掴めてから、分かったことがあります。
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偉大な仕事を成し遂げている人には、
つねに”自分”というものがいないということ。
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少なくとも、その瞬間には、その人はその人自身を意識していない。
目の前の仕事と、現場とひとつになって、それ以外には意識がないということです。
その瞬間には、恐れも不安も存在していません。
そして、本物のインスピレーションとは、そのような瞬間に訪れるのです。