男性性(サヌキ性)の素晴らしさのひとつは、突き抜ける力です。
それは、触れるものにとっては怖さを感じるかもしれません。
ですが、目覚めたサヌキには突き抜ける先が見えているのです。
誰もが見えないはるかな未来、大きな世界の枠組みが見えているのです。
それは、側にいる者にとってはあまりに大きく、捉えることができず
視界に入っているのか入っていないのか分からないからこそ恐怖を覚えるかも知れません。
そして、女性生(アワ性)の素晴らしさのひとつは、委ねる力です。
その中心には、自分の生命への確信があります。
自分の真ん中である生命への確信があるからこそ、圧倒されそうなサヌキを前にしても、全託することができるのです。
それは、自分の生命の感覚が選んだサヌキへの信頼であり、元々の選んだ自分のアワへの信頼でもあるのです。
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そして、循環により
アワより生命のエネルギーをもたらされた
サヌキは、より高次状態となり
さらなる大きな枠組のビジョンへと
突き動かされるのです。
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アワからの委ねは、サヌキに存在への確信をもたらします。
それは、生きるという意味そのものです。
そして、サヌキは自らを周りのために捧げます。
高次サヌキのビジョンとは、利己的なものを越えて、自らが先陣を切り、自らのもとに集まる存在の支えとなり礎となることに悦びを感じます。
サヌキは、死へと向かう性質ですが、アワと調和することで生を見出し、
さらには自らの存在が亡くなった後に何を遺すことができるのか?そこに生命を捧げることができるのです。
アワは、”いま”に繋がり、循環のなかで変化を続けます。
サヌキは、”未来”に繋がり、自らが向かう先へと突き動かされ続けます。
アワの”いま”と、サヌキの”未来”は
いまの豊かさと、未来の豊かさを生み出す中心となり、原動力となるのです。