僕が人から一番言われることを恐れてきた言葉。
『 私には、あなたは必要ない。 』
ずっとそれを言われないように生きてきました。
それは同時に、僕が自分以外の全ての存在に本心では思っていたことです。
そう、これをお読みのあなたは、僕には必要ない。
あなたの周りの人も、僕には誰も必要ない。
その周りの人も、僕には必要ない。
さらにその周りも、ありとあらゆる存在は、僕には必要ない。
僕はすでに完全だし、すでに成り立ってる。
不完全ではあるけれど、それで過不足なく完全なのです。
だから完全になるために、誰かを必要とはしないのです。
それを認めることは、僕にはとても怖いことでした。
これまで、他者と繋がるために”その人を必要な理由” を必ず作ってきました。
この理由があるから、あなたが必要だ。
こんな風にあなたが必要だから、会いたい。
そして、その理由がなくなってしまうということは、僕にとって、”会う口実”がなくなってしまう。
それを示していました。
もし、誰も必要としてないなら、誰とも会えなくなってしまう。
会う理由がないから。
だから、ずっと会う理由をつくってきましたし、理由を見つけられない人とは会うことができませんでした。
僕ができなかったこと。
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それは、シンプルに
『 会いたい 』と相手に伝えることです。
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『 あなたが必要だから、あなたに会いたいんだ 』と伝えるのではなく
『 ただあなたと過ごしたいから、会いたいんだ 』と伝えることだったのです。
だから、僕はあなたに対しても『 あなたは必要ない 』ということを伝えます。
同時に、あなたに会いたい。あなたと過ごしたい。あなたといると幸せだから一緒にいたい。
それを素直に伝えることにします。
あなたと会うことに口実をつくりません。
理由がないから人と繋がれないなんて、とても寂しいことです。
そして、あなたがあなたに素直になるとき
『 あなたに会いたいんです 』とそのまま伝えていいんです。
そこに、理由などいらないのです。
逆に会いたくないということにも、理由は必要ありません。
『 会いたくない。 』それが、すべての理由を含んでいます。
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自分の感覚に素直になったとき、
あらゆる理由は消滅し
その感覚にすべての理由がこもります。
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僕らひとりひとりが、人と気軽に会い、気軽に付き合い、気軽に別れるとき、無限の自由を手にすることができます。
会いたいときにはまた会えばいいのです。
会いたくないときには会わなければいいのです。
繋がりたいときにはまた繋がれば良いのです。
他者と繋がるとき、関係性とか、理由は必要ありません。
シンプルなそのときの感覚を、気持ちを伝えましょう。
そのとき、『 会いたくないから 』『 会いたいから 』それだけが理由になります。そこに全部入っています。
あなたの全部を含んでいます。
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だから『 会いたくない 』に
あなたの全部をこめましょう。
『 会いたい 』に
あなたの全部をこめましょう。
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そのときあなたの世界から
『 誰からも必要とされない・・ 』など消え去ります。
どうでもよくなっています。
大好きな人と、大好きな時間を過ごす。
その体験がどんどん増えていきます。
人生の中でその時間が増えれば増えるほど、あなたの人生は、大好きな人と過ごしたという積み重ねになります。
誰かに対して、”必要”や”理由”が消え去れば消え去るほど、あなたの世界に孤独なんてものは存在しなくなります。
その瞬間の、その人との積み重ねにすべてを注ぐことができます。
だから、誰からも必要とされない・・なんて悩むなら『 お前らなんて、誰も必要じゃない!! 』って世界に叫びましょう。
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もう一歩踏み込むならば
『 私は、私がいればいい! 』
ってことを叫ぶんです。
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まず、最初にそれを叫ぶんです。
それを叫んだ瞬間、『あなたは、あなたがいればいい!』って相手に伝えていることになるんです。
僕らが自分を信頼してるとき、
『私には、あなたは必要ない。』って言えるんです。
そして、そのときこそ本当の意味で
『あなたが必要だよ。』って伝えることができるんです。
それは、不完全で過不足なく完全な自分を知っているということ。
この世界のなかでオリジナルな自分というものを体現しているということです。
足りないものを埋めるのでなく、完全なふたりが合わさるから、新しいなにかを生み出せるんです。
完全になるために出会うのでなく
すでにひとつの完全な二人が出会うから
ひとりだけでは生み出せない、それまでにないものを生み出すことができるんです。